不調に起こるメカニズムと不調度のチェック

風邪を引きやすい、胃腸の調子が悪いなど、身体の不調はどのようにして起こるのでしょうか?不調の原因は後ほど本書で詳しく紹介しますが、なんらかの原因で免疫力が下がることが不調にちゅながると考えられています。

免疫力とは、病原体などの異物から私たちの身体を守ってくれる仕組みのこと。これが正常に働いていれば、「免疫力が高い」などと言い、免疫力が高い人は、病気にかかりにくい、胃腸の働きが良いなど健康的。逆に免疫が正常に働いていないと「免疫力が低い」ということになり、病気になりやすい、胃腸の働きが悪いなどの不調が出ることがあります。免疫力に差が出るのには、様々な理由が考えられますが、重要な理由のひとつはリンパ球の数です。

免疫物質の抗体やリンパ球には、体内にはいてきたウィルス、毒物、がん細胞などの異物、細胞を攻撃する役割があり、特にリンパ球が免疫システムを調整しているとも言えます。

このリンパ球は、副交感神経が優位になると増殖します。つまり、自律神経のバランスが、リンパ球の数が免疫力に影響しているのです。

身体が不調になりやすいかどうかは、免疫力をチェックすることでわかります。免疫力は、病院での血液検査で判断できます。検査結果には顆粒球、リンパ球という項目があり、顆粒球は55-60%リンパ球は35-40%の基準値の範囲内にあれば、免疫力は正常に働いていると言えるでしょう。

しかし、わざわざ病院で検査しなくても、自分で簡単に免疫力をチェックする方法があります。それは、唾液の量を調べることです。

「なぜ、唾液の量?」と思われるかもしれませんが、唾液の中には免疫物質が含まれているため、量が少ないと免疫力が低くなっていると考えられます。また、免疫力に影響するリンパ球の数は、唾液の量と概ね比例しているため、唾液の量が多い=リンパ球が多いと考えることができます。

唾液の量を量るには、脱脂綿を二つ用意し、それぞれを左右の奥歯で食みます。そのまま4分ほど食み続けたら、脱脂綿を搾って唾液の量を量ります。その量によって免疫力をチェック。量が少なくても、CDを聞きつけていれば、徐々に増えていくことも期待できます。